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私の好きなモノの感想を只管述べているだけのブログです。

擬人化SF(少し不思議)漫画のススメ@漫画「宝石の国」「虫と歌」「25時のバカンス」読んだ感想

市川春子さんが描く、まるで手塚治虫を彷彿とさせる独特の世界観が面白い漫画。どれも名作。
宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス)
少女漫画のようなきめ細かい心情描写に加えて、この人の頭の中はどうなってるんだろうと思わされる不思議な世界観が素晴らしく、しかもストーリー構成も上手いのだから天才としか言いようがない

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC) 25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

短編集として、「虫と歌」「25時のバカンス」があり、どちらかを手にとって読んでもらえば、その凄さが理解できると思う。世界観の謎に絡めた恋愛ドラマとか、友情とか、中々普通は見れない奇妙な人間ドラマが持ち味。

登場人物に無茶苦茶癖がありながらも魅力的で、特に連載中の「宝石の国」のキャラクターは駄目な娘ほどクソ可愛いを地で行く可愛らしさ。
基本的に皆コミュ障というか、言葉のドッジボールしてるので富野監督(ガンダムとか?)の作品に出てくるキャラに似てるかも。どいつもこいつも優しくて可愛い。そして美しい。謎めいた世界観もさることながら、宝石の国はキャラクターの魅力が半端じゃない。

敵の不気味さも面白いし、世界観の設定も面白いし、これからどうなるのか全く予想がつかないあたりは進撃の巨人に似ているかもしれない(まぁあれの魅力は不条理系な部分な気もするけど)

奇天烈な漫画が読んでみたい!って人に強くすすめたい。