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私の好きなモノの感想を只管述べているだけのブログです。

逢沢りく 読んだんだけど、泣けなかった

zasshi.news.yahoo.co.jp

これ読んで、ほう…号泣するとかスゲー漫画だなぁと思って購入。

レビューも好意的なレビューばかりで、これは泣けそうな漫画だ!!とワクワクしながら読み始めたのだけども全く泣けなかった。凄いモヤモヤしたので、とりあえず感想に落としこむ。

作品の雰囲気は、エッセー風味というか、淡い感じでガッチリ漫画漫画してる作品ではなかったが、割と読みやすかった。ひたすら逢沢さんが周りの人達に振り回されながらウジウジと自己問答する感じ。

誰かが死ぬとか、逢沢さんが何かを決断するとか、実は逢沢さんは超能力者であるとか物語に派手な展開や属性がある訳ではなく、ひたすら周りに振り回されつつ、彼女が何かを感じ取っていくのを淡々と描いてる感じで、共感する部分が大きくないとちょっと感動はできないかなぁという印象だった。実際、僕は感動できなかったし、最後のオチもまぁ悪くはないけど、号泣シーンまだかなぁ~って思いながら読んでたせいで肩透かし感しかなかった。

別に作品のテーマは悪くないとは思う感情の欠如したりくが段々と感情に触れていき、ラストでその変化の片鱗が垣間見えて終わるという作品だし確かに感動的ではある。ただ僕の求めている泣けるものとは、どこか違ったというだけ。そして、それを知るために上下巻合わせて1600円払ったというだけの話なのだけど、なんか納得いかないのは地味に高い値段したのに、内容のボリュームも面白さも突き抜けてるわけではないのにハードルだけ高くしちゃったせいなんだろうか。とりあえず、美人でちょっと寡黙で日々感情を押し殺してる女の子でもないなら読まないほうが良いと僕は思いました。

逢沢りく 上

逢沢りく 下