はまり始めたら早い。1日で読めた。大変わかりやすく読みやすい文章だったし、テンポも良くて飽きずに読めた。
春海の波乱万丈の
天地明察もさることながら、やっぱり読んでいて胸が熱くなったのは関さんなど、かけがえのない面々との交流のシーン。
そして大願成就に至るまでの流れや、春海の成長を感じるシーンなど、見所が本当に沢山あった。まるで
大河ドラマと
プロジェクトXを合体させたような作品だったが本当に面白かった。
そういえば、これが一番最初に読み切った
冲方丁作品の小説になるのだが、ついこないだ
冲方サミットで言っていた通り心情描写が濃いめで笑ってしまった。くどくはないし、むしろそれが持ち味であると感じたのだが、実際にそうであると改めて感じると面白い。