チラシ裏

私の好きなモノの感想を只管述べているだけのブログです。

恩師に会いたくなる漫画雑感。

完結したので、最新巻の雑感おば。

漫画家、東村先生の独白とも自伝とも懺悔とも取れるようなエッセイ漫画。主に東村さんが漫画家になるまでの経緯と東村さんと彼女の先生との関係ややりとりが描かれている作品。

オチの感想としては、まさかこんな展開になろうとはって感じだった。察しのいい人は分かってたかもしれないけど、先生が**する気がしなかっただけに驚いた。最初は違和感のあった語り口もオチまで読むとなるほどとなる感じ。
あと、この作品は読むと暖かい気持ちになれるのが良かった。自分が迷惑かけてきた恩師の方々の顔を思い出すというか。親とか先生に会いたくなるのが、また良かった。
普通に東村さんのエッセイ漫画として読んでも十分面白いし、先生のぐう聖さにはウルっとくるし、いい漫画だった。特に今回は今くんのシーンが良かった。
これはドラマ化して欲しいなぁ。役者さんの肉声で聴いてみたい。もしかすると、読んでみると作者の逃避癖に対して否定的になる人も居るかも。過度に美化せず(多少は美化してるが(笑))描いているので、まぁ何となく人間らしいというか、僕は、共感できる部分があった。良い作品だったと思う。