上司の無茶振りにひたすら耐える利根川が滅茶苦茶面白い。中間管理録トネガワ1-3巻感想。
カイジとEカードで死闘を繰り広げたあの不敵なライバルことトネガワが主人公に!!と思ったら超シュールで世知辛いサラリーマンギャグ漫画になってて笑えました。
あらすじ
帝愛グループ会長・兵藤和尊(ひょうどう・かずたか)の命で、債務者たちによる「死のゲーム」の企画を任された幹部・利根川幸雄(とねがわ・ゆきお)!! 早速、企画会議を開く利根川を待っていたのは、受難…!! 煩悶…!! そして絶望…!! 会長と黒服の間で苦悩する利根川を描く、悪魔的スピンオフ、始動……!!
主人公トネガワのギャップが凄い
この漫画の主人公は逆境無頼カイジで出てくる中ボス的キャラクターです。
カイジ本編では、会長の手先として冷徹に債務者を陥れていくクールで嫌な奴という印象でしたが、この作品内では上司である会長からの無茶振りに振り回されるだけ振り回され、焦りに焦りまくる姿ばかりで本編とのキャラのギャップが凄すぎて笑えました。
特にお気に入りは1巻の部下のパワポに地味にツッコミを入れてるシーンが似合ってて笑えました。
トネガワが振り回されまくって面白い
1巻の部下が個性なさすぎるけど人望のために必死に覚える所とか、
2巻の限定ジャンケンの社内コンペのぶっ壊れ具合とか、
3巻の債務者のテストケースのぶっ壊れ具合とか結構ツボりました。
トネガワのギャップで面白い部分もありますが、トネガワ(常識人)が周りの頭おかしい連中に振り回される感じが凄い面白かったです。特に3巻の元部下がトネガワをねずみ講に引きずり込みそうになってるシーンはクッソ笑えました。