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巨乳美少女がワナビを潰すサークラ物語、ヨイコノミライ完全版1-4巻雑感

巨乳美少女が乱舞します。 

真面目に活動しないオタクの溜まり場と化した高校漫研において編集者を目指す主人公が部員たちと、ぶつかり合いながら漫画雑誌を作り上げていく青春ラブコメ…になるハズが、サークラによってドロドロのグチャグチャになっていくお話。とにかくドロドロギスギスの人間関係崩壊が好きなら面白く読めます。逆にそういうの苦手なら読まないほうが良いかも。

俺ガイルや響けユーフォニアムに近い、ワナビワナビ未満の部員たちの創作に対する欺瞞的な側面を徹底的に糾弾していき、淡い希望に現実を叩きつけ挫いていく様は読んでいて胸が痛くなる事間違いない。ただし、後半に関しては、G線とかネムルバカに見られたような創作あるあるネタよりかは、恋愛要素に比重が大きく割かれてた感じ?サークラ系漫画としては姫と呼ばないでが思い浮かびますが、あれよりはドロドロしてて引っ掻き回される感は強い、というか敵側も頭良いし、部員同士のエゴもコッチのほうがドロドロしていて見応えがありました。
紆余曲折あって、ホンモノになっていく部員たちと、なれない部員たちが対称的に描かれており、最後のシーンは中々印象的で後味が悪く良かったです、氷菓クドリャフカの順番編の最後のオチのデータベース君と主人公の対比のような印象で結構好き、あれよりも、こっちは救いが無いけども。個人的にはデブが段々ホンモノになってく過程とか好きです。デブと眼鏡のコンビは正に悪趣味の権化のような組み合わせで、読んでてキュンキュンきました。あのコンプレックスと優越感がないまぜになった絶妙な関係良いです。片方がコンプレックスに押しつぶされながら磨耗してく感じ好きですし、それがましてや下に見てた友人相手とかもう死にたくなるだろうなぁ。批評家くんも面白いキャラしてて笑わせてくれましたし、少し残念だったのは、もう少しストーカーチビ君の活躍が見たかったかも?彼も相当屈折してるキャラクターだったのでもう少しアクティブに動いて欲しかった、彼の性質上それはありえないのかもしれませんが。
あと、巨乳のヒロインのブラウスの隙間とか最高にフェチズムを感じました。あれは良いものだ!!無駄にヒロインエロくてよかった。ある意味あそこには主人公から見たヒロインというか女性に対する幻想とか、印象による補正もかかった見え方にも感じられて、またそれが聖人たらんとしようとしている主人公の抑えられない欲望の側面を感じさせられるようで、彼の葛藤を読者が共感しやすいように上手く工夫されており面白かったです。